めまい外来 中枢性を見逃さず、末梢性は安心へ

⚠ 急なめまい+しびれ・ろれつ・複視・激しい頭痛は緊急サインです

こんなお悩みはありませんか?

めまいは大きく分けて、脳・神経が原因の中枢性めまい(脳卒中・脳腫瘍など)と、耳が原因の末梢性めまいがあります。末梢性の多くは良性のもの(BPPV・メニエール病など)ですが、まず「脳が原因ではないか」を確かめることが、安全な治療の第一歩です。

めまいのタイプを知る中枢性/末梢性の 2 区分と、見分けの考え方

めまいは原因の場所によって、対応する診療科や治療がまったく違います。まずは「中枢性(脳)」か「末梢性(耳)」かを見分けることが重要です。当院では MRI と神経学的診察で、まず脳の病気を除外するところから始めます。

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TYPE 01 / 中枢性めまい 見逃し厳禁

中枢性めまい(脳が原因のめまい)

突然はじまり、めまい以外のサイン(しびれ・ろれつ困難・物が二重に見える など)を伴うことが多いタイプ。時間との勝負になります。

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ポイントはめまいの感じ方(グルグル/フワフワ)だけでは末梢性と区別できません。「めまい以外に何かおかしいサイン」がそろっているかを見ていくのが見分けの入り口です。

  • 突然はじまり、強い症状が数時間〜数日以上続く(持続時間が手がかり)
  • しびれ・ろれつ困難・物が二重に見えるのいずれかを伴う
  • まっすぐ歩けない・体が一方に傾く(神経学的サインの気づき方)
  • 代表疾患:小脳・脳幹の脳卒中/椎骨脳底動脈解離/聴神経腫瘍 など34
TYPE 02 / 末梢性めまい めまいの 7〜8 割

末梢性めまい(耳が原因のめまい)

めまいの大部分を占める良性のタイプ。診断がつけば頭位治療や薬・前庭リハビリで多くの方に改善が期待できます。

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見分けは誘因・持続時間・聴覚症状の有無を聞き分けると、原因疾患の見当が付きやすい領域です。当てはまるものがあれば、ためらわずご相談ください。

  • BPPV(良性発作性頭位めまい症):寝返り・起き上がりで誘発、1 分以内の強い回転性めまい(聴覚症状なし)
  • メニエール病:くり返すめまいに耳鳴り・難聴・耳閉感が伴う
  • 前庭神経炎:強い回転性めまいが24 時間以上持続、体動で増悪、聴覚症状なし1
  • PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい):立位や歩行・人混みで悪化するふらつきが3 ヶ月以上続く

当院のめまい外来の特徴MRI で中枢性を除外、神経学的診察、耳鼻咽喉科連携の 3 本柱

めまいの診療で最も大切なのは、「脳の病気が隠れていないかを確かめる」こと。当院では MRI・神経学的診察・耳鼻科連携の 3 本柱で、安全に原因を見極めます。

MRIで脳の病気をまず除外

脳卒中・脳腫瘍・小脳病変など、命に関わる「中枢性めまい」を見逃さないため、必要に応じて当日中にMRI検査を行います。安全のための最初の一歩です。

神経学的診察と眼振の見極め

眼の細かいゆれ(眼振)・歩行・指鼻試験を神経内科的に診て、必要に応じて HINTS テスト(眼の動きと体のかたむきを組み合わせる検査)を行い、「中枢性」か「末梢性」かを見極めます。

耳鼻咽喉科との連携

末梢性めまいと判断した場合は、近隣の耳鼻咽喉科と連携して治療を進めます。逆紹介・情報共有を密にし、ご本人が迷わない受診ルートをご提案します。

受診から診断までの流れ問診・神経診察・MRI で「中枢性かどうか」をその日に整理

初診の方には、おおむね以下の流れで原因を確かめていきます。所要時間は検査を含めて 60〜90 分が目安です。

  1. 問診(めまいの「タイプ」を聞く) 回転性かフワフワか、いつ・どんな時に起こるか、持続時間、誘発動作、随伴症状(耳・神経)、内服中のお薬まで詳しく伺います。多くの場合、問診だけで「中枢性が疑わしいか」をある程度判断できます。
  2. 神経学的診察・眼振の確認 眼の動き・歩行・四肢の協調運動・感覚を診ます。BPPV が疑われるときは誘発テスト(Dix-Hallpike 法=頭の向きを変えて眼の細かいゆれを出す検査)を、中枢性が紛らわしいときは HINTS テストで前庭由来か中枢由来かを判別します4
  3. MRI検査(必要に応じて当日)約15分 中枢性が疑われる場合や「脳に異常がないか確かめたい」という方には、MRIで脳卒中・脳腫瘍・小脳病変などを確認します。当院は1.5テスラMRIを院内に常備しています。
  4. 診断と治療方針の説明当日 原因と治療方針をご説明します。中枢性の場合は速やかに専門病院へ連携、BPPVなら頭位治療、その他の末梢性めまいは耳鼻咽喉科と連携して治療します。

治療について原因に応じて、薬・頭位治療・前庭リハビリ・連携で組み立てる

「めまいだから薬を出す」ではなく、原因に合わせた治療を選びます。BPPV のように、薬よりも頭位治療(耳石を戻す体操)の方が効果が高いタイプもあります。

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TX A / 中枢性めまい

脳卒中の疑いがあれば、迷わず救急搬送

中枢性のめまいは時間との勝負。脳卒中の可能性があれば、当院で診断を確定してから救急搬送し、再発予防まで一貫して連携します。

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急性期治療そのものは高次医療機関が担います。当院の役割は「入り口」と「退院後の長期フォロー」。 受診当日に脳卒中の疑いを早く拾い上げ、必要な情報を添えて搬送先につなぐところが勝負です3

  • 受診時:めまい以外のサイン(しびれ・ろれつ・複視・歩行)を確認し、疑わしければ救急搬送の判断
  • 急性期:当院で病型のあたりを付け、必要情報を添えて高次医療機関へ連携
  • 退院後:再発予防の服薬・血圧管理、めまい・ふらつきの長期フォロー
TX B / 末梢性めまい

原因疾患ごとに、薬・運動療法・連携を組み立てる

末梢性めまいは原因によって治療がまったく違います。薬で押さえるより、診断を確定して原因に効く治療を選ぶことが回復への近道です。

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めまい止め(前庭抑制薬)の漫然投与は、長期に続けると本来の前庭機能の回復をかえって妨げることがあります12。「薬で抑える」だけでなく、「リハビリで補う」を組み合わせて選ぶのが当院の方針です。

  • BPPV:耳石を戻す頭位治療(Epley 法・Lempert 法)— 1〜数回で大きく改善が期待できる25
  • メニエール病:低塩分・カフェインや喫煙を控える生活指導/利尿薬・内耳循環改善薬/耳鼻咽喉科で長期管理1
  • 前庭神経炎:急性期は短期のステロイド/吐き気止め、回復期は早期離床と前庭リハビリで慢性化を防ぐ
  • PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい):抗うつ薬(SSRI)と前庭リハビリ、認知行動療法を組み合わせる

お薬は「めまいに効く万能薬」ではなく、原因に応じて選ぶものです。漫然と続けるよりも、診断に基づいて適切な治療を選ぶことが、再発予防にもつながります。

危険なめまいのサインあてはまるものがあれば、すぐに 119 番

以下のサインがあるめまいは、脳卒中など命に関わる病気の可能性があります。ためらわず救急車(119 番)または当院へご連絡ください。

以下にあてはまるときはすぐに119番・救急要請を

あなたのめまいの緊急度をご確認ください

緊急

すぐに119番

  • 突然の回転性めまい+しびれ・ろれつ困難
  • 強い頭痛・複視(物が二重に見える)を伴う
  • 意識がもうろう・まっすぐ歩けない
  • これまで経験のない激しいめまい
119に電話する
注意

数日以内に受診

  • 繰り返すめまい・歩行が不安定
  • 耳鳴り・難聴・耳のつまり感を伴う
  • 頭の向きを変えると強いめまいが起きる
0942-42-1155 に電話
相談

予約して受診

  • 立ちくらみ・軽いふらつきが時々ある
  • 原因をきちんと確かめておきたい
  • めまい止めの薬を漫然と続けている
WEB予約・アクセス

めまいの背景に脳の病気が隠れていることがあります。気になる症状があれば、関連する病気のページもあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. 耳鼻咽喉科と脳神経外科、どちらに行けばいいですか?
「めまい以外のサインがあるか」「迷うか」で受診先が変わります。状況別に整理しました。
  1. 緊急① めまいに、しびれ・ろれつ・複視・激しい頭痛 → すぐ 119 番 脳卒中など命に関わる病気の可能性が高い状況です。受診先を悩むよりまず救急要請を。当院で対応できる時間帯であれば、その場で連絡いただいても結構です。
  2. 迷うとき② 受診先で迷ったら、まず脳神経外科 脳の病気(中枢性めまい)が隠れていないかを最初に除外できる強みがあります。当院では院内 MRIでその日のうちに脳の状態を確認できます。
  3. ③ 末梢性と判断した後は、耳鼻咽喉科と連携 メニエール病・前庭神経炎・聴力低下を伴うめまいなど、内耳の専門治療が必要なケースは耳鼻咽喉科に紹介します。逆順で受診すると、脳の検査までに時間がかかることがあります。
Q. グルグル回るめまいと、フワフワするめまいは何が違うのですか?
感じ方は手がかりにはなりますが、それだけで原因は決まりません。診療では急に始まったか・どれくらい続くか・他に症状があるかと合わせて原因を絞り込みます。
  • 回転性めまい(グルグル):BPPV など耳が原因のことが多いが、小脳・脳幹の脳卒中でも回転性は起こり得る
  • 浮動性めまい(フワフワ):脳・自律神経・薬の副作用・PPPD など原因が幅広い
  • 立ちくらみ(クラッ):起立性低血圧・脱水・貧血・自律神経の問題が中心

「グルグルだから耳の病気」「フワフワだから脳の病気」と決めつけず、神経学的診察と MRI を組み合わせて判断するのがポイントです。

Q. MRI検査は当日に受けられますか?

必要と判断した場合、可能な限り当日中に対応します。

  • 中枢性めまいの疑いがある場合は最優先で実施
  • 混雑状況により後日となる場合は、その日のうちに予約
  • ペースメーカーなど体内金属がある方は事前にお知らせください
Q. 寝返りでめまいが起きるのは何ですか?
BPPV(良性発作性頭位めまい症)の典型的な症状です。耳鳴り・難聴を伴わないのが特徴で、診断がつけば頭位治療で多くの方に改善が期待できます。
  • 耳の奥にある「耳石」がはがれて半規管に入り込み、頭の向きで耳石が動くたびにめまいが出る
  • めまいは1 分以内のことが多く、同じ向きで繰り返すと弱まっていく
  • 耳鳴り・難聴・耳閉感は伴わないのが BPPV の特徴(伴う場合はメニエール病など他疾患を考える)
  • 診察では誘発テスト(Dix-Hallpike 法など)で病的な眼の動きを確認
  • 頭位治療(Epley 法など)と自宅でできる体操で1〜数回で改善することが多い25
Q. めまい止めの薬を飲み続けても大丈夫ですか?
短期はよいが、長く飲み続けるなら一度「原因の確認」を。めまい止めは症状を抑える薬で、原因を治す薬ではありません。
  1. ① 急性期の短期使用はむしろ有用 強いめまい・吐き気で動けないときに前庭抑制薬で症状を和らげるのは、急性期の標準的な対応です。
  2. 最優先② 数週以上続けるなら原因の確定 BPPV であれば薬よりも頭位治療(耳石を戻す体操)の方が効果が高いことが報告されています25。前庭神経炎であれば早期の前庭リハビリが回復を早めます。原因が分かれば「効く治療」に切り替えられます。
  3. 注意③ 漫然と長期投与はかえって回復を妨げることも 前庭抑制薬を長く続けると、本来の前庭機能のリハビリ的な回復をさまたげ、めまいが慢性化しやすくなります。3 か月以上続いている方は、一度診断を見直すご相談を。
Q. 高齢の親がふらついて転びそうで心配です。
転倒・骨折は寝たきりにつながる重大なリスクです。「年のせい」とせず、原因と環境の両面から手を打ちます。
  1. 最優先① まず原因の整理と治療のための受診を 高齢者のふらつきは BPPV・脳血管障害・薬の副作用・脱水・低栄養・パーキンソン症状など、治療や調整で改善できる原因が見つかることが多くあります。当院では MRI と神経診察で病態を整理し、原因に応じた治療・薬剤の見直し・前庭リハビリのご指導まで行います。
  2. ② 並行して、自宅環境の整備で転倒リスクを下げる 夜間トイレの動線に手すり/段差解消/滑り止めマット/明るすぎない常夜灯/靴下より室内履き、など。受診時にご家族から普段の動きや危ないと感じる場面を伺って、優先順位をつけてアドバイスします。
  3. ③ 必要に応じて、介護・リハビリ職との連携 介護保険申請のご相談、訪問リハビリ、ケアマネジャーとの情報共有も対応します。ご家族の付き添い受診も歓迎します。本人が忘れがちな経過や生活の様子をお聞かせください。
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つつみ脳神経外科クリニック
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午後 14:00 – 18:00 14:00 – 17:00 14:00 – 18:00 14:00 – 17:00

※ 受付は午前・午後ともに診療終了の30分前までです。日曜・祝日・お盆・年末年始は休診です。

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