脳出血(のうしゅっけつ:brain hemorrhage)最大の原因は高血圧 — 退院後の血圧管理と再発予防を当院で
⚠ 突然の激しい頭痛・片側の手足に力が入らない・ろれつが回らない・嘔吐や意識のもうろうの方はこちら
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TYPES脳出血の 3 つの原因(タイプ)あなたの脳出血はどのタイプ? 原因が違えば、再発の防ぎ方も変わります
絵の左が高血圧性(最も多い)。右の「非高血圧性」を、表では脳アミロイド血管症と、その他(血管の異常など)の 2 列に分けています。
脳出血3タイプの比較
| 項目 | 高血圧性 脳出血 | アミロイド 血管症 | その他 (血管の 異常など) |
| 原因 | 長年の高血圧で傷んだ脳の奥の細い血管が破れる1 | 加齢でアミロイドがたまり、脳の表面の血管がもろくなって破れる | 血管の異常(脳動静脈奇形など)、もやもや病、脳腫瘍、血をサラサラにする薬など3 |
| 起こる場所 | 脳の奥(被殻・視床・小脳・脳幹) | 脳の表面 (脳葉) | 原因による |
| 多い人 | 最も多い。高血圧のある方 | 高齢の方。くり返しやすい | 若い方の脳出血で注意 |
| 再発を防ぐ | 血圧の管理1 | 血圧の管理。血をサラサラにする薬は慎重に17 | 原因に合わせた治療(手術・血管内治療・薬の見直し)3 |
| 検査で見えるもの | CT で 脳の奥に 白く写る | MRI で脳の表面に微小出血 | MRI・脳血管撮影で血管の異常 |
原因ごとの、実際の画像(点線の丸)
正常のCT画像と見比べる →
高血圧性(CT)
脳の奥の血のかたまりが、白く写ります
もやもや病(MRA)
両側の中大脳動脈(脳の太い血管)が、途中で途切れて写っていません
脳動静脈奇形(MRA)
血管が毛糸玉のようにからまった塊が写ります
FLOW受診から、退院後の通院までの流れ退院後の初診で、原因と血圧の方針を決めます
突然の症状が出ているときは、当院に来る前に 119番を。当院に来られた場合は CT で確認し、出血があれば連携する専門病院へ救急搬送します1。
退院後・予防の受診(当日)
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MRI・MRA
血管の異常(動脈瘤・動静脈奇形)や、脳アミロイド血管症を示す微小出血がないかを調べ、原因を探します。
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血液検査
血液検査で、血をサラサラにする薬の影響や出血しやすさ、腎臓・血糖・コレステロールなどを調べます。
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結果の説明
家庭血圧の記録・退院時の書類・お薬手帳と検査の結果から原因を見極め、血圧の目標と薬、再発予防の方針をいっしょに決めます。
後日
-
血液検査の結果
血液検査の結果は後日にご説明し、必要なら薬を調整します。
脳血管撮影や造影 CT が必要なときは、専門病院で行います。
当院と専門病院の役割
- 当院相談・振り分け
- 専門病院急性期の治療
- 当院再発を防ぐ通院
急性期の治療(血圧を下げる治療・血腫を取り除く手術・入院中のリハビリ)は設備の整った専門病院で行い、当院は前後を受け持ちます13456。
PREVENTION再発を防ぐ薬と生活の二本柱
「調子がいいし、血圧の薬を減らしてもいいかな」
自己判断で減らしたり止めたりしないでください。中断は再発の引き金になります。減らせるかは、診察で一緒に確認します。
薬
血圧が高い方・脳出血をした方に
- 目標
- 脳出血のあとは、診察室で 130/80 未満13。家庭で測るときは 125/75 未満が目安9
- 続け方
- 血圧の薬は長く続けます。家庭で血圧を測り、記録を診察にお持ちください
- 注意・相談
- 立ちくらみ・ふらつきが出たら、まずご相談ください。減らす調整も診察でできます
血をサラサラにする薬を飲んでいた方に
抗凝固薬・抗血小板薬
続けるか、再開するかを決める薬
- 続け方
- 脳アミロイド血管症では出血をくり返しやすく、とくに慎重に判断します17
- 注意・相談
- 自己判断で再開・中止しないでください。処方している医師と当院で一緒に確認します
血管の異常が見つかった方に
- 目標
- 再出血のもとになる血管の異常を治す、または見守る3
- 続け方
- 治療は専門病院で行い、経過観察は当院で続けられます
- 注意・相談
- 若い方の脳出血では、血管の異常がひそんでいることがあります3
生活
再発は、どのくらい?
56%
脳出血のあと 10 年以内に、脳卒中(脳出血・脳梗塞)が再び起きた割合(久山町研究)8。その多くは 1 年以内に起きています
血圧を下げれば、減らせます。退院後の 1 年がとくに大切です。通院を続けて、血圧と薬を一緒に見直していきましょう。
当院の外来で一緒に続けられます。
WARNING SIGNS脳出血のサイン119番/早めに受診/予約の 3 段階
あなたの症状の緊急度をご確認ください
緊急
すぐに119番
- 突然の激しい頭痛(これまでにない強さ)
- 片側の手足に力が入らない・ろれつが回らない・顔がゆがむ
- くり返す嘔吐・意識がもうろうとする
- 突然の激しいめまい・けいれんで立てない
- 症状だけでは脳梗塞と見分けられません。どちらも119番
- いつからかをメモして119番
119に電話する
注意
早めに受診・相談
- 以前に脳出血・脳動脈瘤・血管の異常を指摘された
- 高血圧の指摘がある・血圧が高め
- 再発予防の薬や血圧管理を相談したい
0942-42-1155 に電話
相談
予約受診・予防相談
- 脳出血のリスク(高血圧・家族歴)が気になる
- MRI・MRA で脳血管のチェックを受けたい
- 退院後のフォローやお薬の相談
WEB予約・アクセス
FAQよくある質問
脳出血は治りますか? 後遺症やリハビリは?
A. 出血の場所と量によりますが、急性期の治療とリハビリで回復をめざせます。
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最優先① 早い対応ほど後遺症を抑えやすい
出血が広がる前に治療を始めることが大切です。だからこそ、症状に気づいたらすぐ 119が大切です1。
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② 後遺症が残ってもリハビリで回復をめざせる
手足の動きや言葉などに影響が残っても、早期からのリハビリで回復をめざせます。経過には個人差があります。退院後のリハビリの続け方も、ご相談ください。
家族が退院しました。家でできることは?
A. 次の受診日を決め、血圧の薬と家庭血圧、生活の見直しを一緒に支えてください。
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① 次の受診日を一緒に決める
退院時の書類とお薬手帳を持って、次の受診日をご家族と一緒に決めてください。当院がかかりつけになれます。
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② 血圧管理と服薬を一緒に支える
血圧の薬を飲み忘れていないか見守り、家庭での血圧測定を習慣にすることが再発予防につながります。
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③ 生活の見直しを家族で取り組む
減塩・節酒・禁煙など、生活習慣の見直しはご家族で取り組むと続けやすくなります。
当院と専門病院の役割