ふるえ(振戦)(しんせん:tremor)手・頭・声のふるえ — 本態性振戦とパーキンソン病の見分け、原因と治療
⚠ 意識を失うけいれん・急に強くなったふるえ・ろれつや手足の麻痺を伴う方はこちら
こんなふるえはありませんか?
- コップを持つ・字を書く・箸を使うなど、動作のときに手がふるえる
- じっと座って手を膝に置くと、片方の手がふるえる
- 頭(首)や声がふるえる
- お酒を少し飲むと、ふるえが一時的に軽くなる
- 血のつながったご家族にも、同じようなふるえがある
- 新しく始めた薬や、量を増やした薬のあとからふるえが出た
ふるえは「いつ出るか」で原因が変わります。動作のときに出る・両手対称・家族歴あり・お酒で軽くなる場合は本態性振戦を、じっとしているときに片手から出る場合はパーキンソン病を、まず考えます。診察室では症状が出にくいこともあるため、ご自宅でふるえの様子を動画に撮ってお持ちいただくと診断に役立ちます。
本態性振戦とパーキンソン病の見分け方いちばんの手がかりは「いつふるえるか」
ふるえで最も心配されるのがパーキンソン病ですが、ふるえだけならむしろ本態性振戦のことが多いです。見分けのいちばんの手がかりは「動かしているときにふるえる(本態性振戦)」のか「じっとしているときにふるえる(パーキンソン病)」のかです2。
| 見分けのポイント |
本態性振戦最も多い・良性のふるえ |
パーキンソン病じっとして出るふるえ |
| いつふるえる? |
動かすとき(コップ・字・箸) |
じっとしているとき。動かすと止まる |
| 左右差 |
左右の手が同じようにふるえる |
片側から始まることが多い |
| 頭・声のふるえ |
伴うことがある |
まれ |
| お酒の影響 |
少量で一時的に軽くなる方が多い |
基本的に変わらない |
| 家族歴 |
あることが多い |
多くはない |
| ほかの症状 |
ふるえだけのことが多い |
動作の遅さ・こわばり・歩幅が小さいなど |
| 進み方 |
とてもゆっくり(年単位) |
年単位で少しずつ進む |
ふるえの主な原因本態性振戦・パーキンソン病と、見逃したくない原因
ふるえにはさまざまな原因があり、原因によって対応が変わります。とくにお薬が原因のふるえや甲状腺の病気は、背景を取りのぞくと改善が期待できます2。
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本態性振戦
最も多い
動作のときに出る、両手のふるえ
コップや箸を使うとき・字を書くときに出る、左右対称のふるえ。命にかかわらず、生活の工夫やお薬で対応できます。
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成人でみられるふるえの中でも代表的なもので、年齢とともに増えます。ご家族にも同じふるえがある方が多く、少量のお酒で一時的に軽くなる方もいます。治療については下の「本態性振戦の治療」をご覧ください。
- 動作のとき・姿勢を保つときに出る
- 左右の手が同じようにふるえ、頭や声にも出ることがある
- 少量の飲酒で一時的に軽くなる方が多い5
本態性振戦の治療へ
パーキンソン病
要相談
じっとしているときに出るふるえ
片方の手が安静時にふるえ、動作の遅さや筋肉のこわばりを伴います。早めの受診と診断が大切です。
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ふるえだけでなく、動きの遅さ・小さい歩幅・表情の乏しさを伴うときに考えます。じっとしているときにふるえ、動かすと止まるのが特徴です。専門的な診断・治療が必要なため、当院で見分けたうえで対応します。
- 安静時のふるえ・片側から始まる
- 動作の遅さ・筋肉のこわばりを伴う
- 便秘・嗅覚低下・睡眠中の異常行動が先行することも
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薬の影響によるふるえ
改善が期待できる
飲み始め・増量のあとに出たふるえ
お薬の影響でふるえが出ることがあります。原因のお薬を見直すことで、改善することがあります。お薬手帳をご持参ください。
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ふるえを起こしうるお薬は意外に多く、飲み始め〜数か月で出ることがあります。高齢の方・たくさんのお薬を飲んでいる方で起こりやすいです。自己判断で中止せず、主治医にご相談ください。
- 喘息の吸入薬・気分安定薬(リチウム・バルプロ酸)
- 一部の抗うつ薬・胃腸薬(吐き気止めなど)・甲状腺ホルモン薬 など
- お薬を始めた・増やした時期と重なって出る
甲状腺など全身の病気
血液検査で確認
甲状腺の働きすぎなどで強まるふるえ
手足には誰にでもあるごく細かなふるえが、甲状腺の働きすぎ・緊張・カフェインなどで強まったもの。背景を治すと軽くなります。
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動悸・体重減少・汗が多い・手の細かいふるえがあるときは、甲状腺機能亢進症などを血液検査で確認します。カフェインのとり過ぎ・睡眠不足・緊張でも強まります2。
- 細かく速いふるえ
- 動悸・発汗・体重減少(甲状腺の働きすぎ)
- カフェイン・睡眠不足・緊張で強まる
見逃したくない・専門的なふるえ
ストレスなどが背景のふるえ
ふるえ方が変動しやすいふるえ
緊張やストレス、心や体の状態を背景に出るふるえ。ふるえ方が変わりやすく、ほかのことに気を向けると軽くなるのが特徴です。
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突然始まる・ふるえの速さや出方が一定しない・別の動作で気をそらすと軽くなったり消えたりする、といった特徴があります(医学的には機能性振戦と呼ばれます)2。「気のせい」という意味ではなく、専門的な診察で見分けられる状態で、背景にも目を向けて対応します。
- 突然の発症・症状の変動
- 注意をそらすと軽くなる
- ほかの体の不調を伴うことも
その他のふるえ
生理的・小脳・まれな病気によるふるえ
緊張時の生理的なふるえから、小脳の障害やまれな病気によるふるえまで。気になるときは原因を調べます。
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立っているときだけ脚がふるえて不安定になる「起立性振戦」、若い方の不随意運動で考える「ウィルソン病」など、特殊なふるえもあります。診察と検査で見分けます。
- 生理的振戦(緊張・疲労で出る、だれにでもある軽いふるえ)
- 小脳の障害による、動作の終わりに強くなるふるえ
- 起立性振戦・ウィルソン病など(専門的な評価)
本態性振戦の治療生活の工夫・お薬・難治例への専門治療
本態性振戦は、日常生活に支障がなければ無理にお薬を使わず、経過をみることもあります。困りごとに応じて、生活の工夫・お薬・難治例への専門治療を組み合わせます3。
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① 生活の工夫
まずはここから
カフェインや睡眠不足・疲れ・緊張でふるえは強くなります。これらを整えるだけで、楽になることもあります。
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「ふるえが軽く、生活に困っていない」段階では、お薬を使わずに様子をみることもよい選択です。
- コーヒー・お茶などカフェインをとり過ぎない
- 十分な睡眠と休息をとる
- 大事な場面(人前で字を書く・食事など)の前の対策は主治医に相談
- 重い物は両手で持つなど、道具や持ち方を工夫する
② お薬
生活に支障があるときの第一選択
生活に支障が出てきたら、β 遮断薬(プロプラノロール)やプリミドンといった、効果が確かめられているお薬を使います。
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少量から始めて、効果と副作用をみながら量を調整します。β 遮断薬はもともと心臓・血圧のお薬で、喘息や脈の遅い方では注意が必要です。1 種類で足りないときは、組み合わせたり別のお薬を検討します3。実際に使うお薬は、効果や副作用・持病をみて医師が選びます。
- プロプラノロール(β 遮断薬)3
- プリミドン(てんかんにも使われるお薬)3
- 効果が不十分なとき:ガバペンチン・トピラマートなど3
③ 難治例への専門治療
お薬で抑えきれない強いふるえに
お薬で十分に抑えられない強いふるえには、頭を切らない治療を含む専門治療があります。当院から専門施設へ橋渡しします。
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生活に大きな支障が残る場合の選択肢です。ふるえの程度・年齢・全身の状態をみて、専門施設で適応を判断します。
- A 型ボツリヌス毒素の注射(筋肉のはたらきを和らげる注射)3
- MR ガイド下集束超音波治療(FUS)— 頭を切らずに超音波で行う治療で、専門施設で実施します。日本でも本態性振戦に保険適用されています6
- 脳深部刺激療法(DBS)— こちらも専門施設で実施します3
受診から診断までの流れ問診・診察・血液検査・必要時の画像検査
ふるえの診断は問診と診察が中心です。血液検査で甲状腺など全身の病気を確認し、必要に応じて画像検査を組み合わせます2。
-
問診
次のことを詳しくうかがいます:
- いつふるえるか(動かすとき/じっとしているとき)
- 始まり方・進み方と、日常生活への影響(字・食事・仕事)
- 飲んでいるお薬(お薬手帳をご持参ください)
- ご家族のふるえ・お酒で軽くなるか
- 動悸・体重減少・発汗など全身の症状の有無
-
神経学的診察院内で実施
どんなときにふるえるか、左右差、動作の遅さやこわばりの有無などを診ます。ご自宅で撮ったふるえの動画(手を膝に置いた様子と、コップを持つ・字を書く様子を各 10〜20 秒)があると診断の助けになります。
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血液検査院内で実施
甲状腺機能など、ふるえの背景になる全身の病気を調べます。
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必要に応じた画像検査専門病院で実施
パーキンソン病との見分けが難しいときは、頭部 MRIや黒質の働きをみる脳の画像検査(DAT スキャン)を専門施設に依頼します。
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診断と方針の相談
原因に合わせて、経過観察にするか・治療を始めるかをいっしょに決めます。本態性振戦なら当院で治療し、パーキンソン病など専門的な対応が必要なときは適切な施設におつなぎします。
当院でできること原因の見分け・本態性振戦の治療・専門施設への橋渡し
ふるえは「どのふるえか」を見分けることが何より大切です。当院では原因を見分け、本態性振戦の治療を行い、専門的な対応が必要なときは適切な施設へおつなぎします。
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ふるえの原因の見分け
問診・神経学的診察・血液検査(甲状腺機能など)で、本態性振戦・パーキンソン病・お薬の影響・全身の病気などを見分けます。判断が難しいときは頭部 MRI・DAT スキャンを専門施設に依頼します。
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本態性振戦の治療
生活の工夫の助言から、β 遮断薬(プロプラノロール)・プリミドンなどのお薬による治療まで、困りごとに合わせて行います。
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お薬の影響によるふるえの見直し
お薬手帳を確認し、ふるえの原因になりうるお薬がないかを点検します。必要に応じて、処方元の先生と相談しながら見直します。
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パーキンソン病・難治例の専門連携
パーキンソン病が疑われるとき、またお薬で抑えきれない強いふるえ(MR ガイド下集束超音波治療・脳深部刺激療法などの適応)では、専門施設に速やかにおつなぎし、その後の経過は地域で一緒にフォローします。
救急対応が必要なサイン様子見せず救急要請を
以下にあてはまるときは様子を見ず、救急要請または救急外来へ
- 意識を失う「けいれん」が起きた(体が硬くなる・ガクガクする発作。とくに初めてのとき・止まらないとき)
- 突然の片側の手足の脱力・ろれつ困難・顔のゆがみを伴う(脳卒中/FAST該当)
- 急に強くなったふるえに加え、高熱・大量の汗・激しい動悸・意識がもうろうとする
- 頭を強くぶつけたあとに出た、ふるえ・けいれん・嘔吐
- 高熱と全身の強いこわばり・意識低下(パーキンソン病などのお薬を急にやめたあとなど)
あなたの症状の緊急度をご確認ください
緊急
すぐに119番
- 意識を失う「けいれん」が起きた・止まらない
- 突然のろれつ困難・顔のゆがみ・手足の麻痺(脳卒中)
- 頭を強くぶつけたあとのふるえ・けいれん
119に電話する
注意
数日以内に受診
- 急に始まった・急に強くなったふるえ
- お薬を始めて(増やして)から出たふるえ
- 動悸・体重減少・大量の汗を伴うふるえ
0942-42-1155 に電話
相談
予約受診・経過相談
- 徐々に進む手や頭のふるえが気になる
- 本態性振戦の治療やお薬の相談
- ご家族のふるえが気になる
WEB予約・アクセス
よくある質問
本態性振戦は、パーキンソン病になりますか?
A. 多くの方は移行しません。発症する確率はやや高めとの報告がありますが、ほとんどの方は発症しません。
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最優先① ほとんどの方はパーキンソン病になりません
本態性振戦のある方の多くは、生涯を通じてパーキンソン病を発症しません。本態性振戦は本態性振戦として経過することがほとんどです。
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② ただし発症する確率はやや高めとの報告
本態性振戦のない方に比べると、パーキンソン病になる確率はやや高めとの報告があります。ただし生涯で発症する方は男性で約 8.5%・女性で約 5.6%と推計され4、残りの大多数の方は発症しません。過度に心配しすぎないでください。
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③ 経過観察で早めに気づけます
動作のふるえに加えて「じっとしているときのふるえ」「動作の遅さ」「歩幅が小さくなる」などが出てきたら受診のサインです。定期的にみていくことで、変化に早めに気づけます。
ふるえは年齢のせいですか? 放っておいて大丈夫?
A. 多くは良性のふるえですが、原因によって対応が変わるので、一度見分けることをおすすめします。
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① 多くは本態性振戦など良性のふるえ
ふるえの多くは命にかかわらない本態性振戦です。年齢とともに増えますが、生活に困らなければあわてる必要はありません。
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② 対応が変わる原因もあります
甲状腺の病気・お薬の影響・パーキンソン病など、原因に合わせた対応で大きく変わるふるえもあります2。とくにお薬や甲状腺が原因なら、背景を治すことで改善が期待できます。
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③ 生活に支障が出る前に相談を
「字が書きにくい」「食事がしづらい」「人前で気になる」など困りごとが出てきたら、一度ご相談ください。原因を見分けたうえで、必要なら治療をご提案します。
お酒を飲むとふるえが治まります。飲んでよいですか?
A. 一時的に軽くなる方はいますが、治療として飲酒に頼ることはおすすめしません。
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① 本態性振戦の特徴のひとつです
本態性振戦では、少量のお酒で一時的にふるえが軽くなる方がいます5。これは本態性振戦らしさを示す手がかりのひとつでもあります。
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② 治療としての飲酒はすすめません
効果は一時的で、量が増えやすく、飲み過ぎは健康を害したり依存につながるおそれがあります。ふるえ対策としての飲酒はおすすめしません。
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③ 困っていればお薬で対応できます
生活に支障があるふるえは、飲酒に頼らなくても β 遮断薬などのお薬で対応できます3。お気軽にご相談ください。
ふるえは何科を受診すればよいですか?
A. 脳神経内科・脳神経外科へ。当院でふるえの見分けと治療を行います。
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① ふるえは脳神経の専門で見分けます
ふるえは原因がさまざまで、見分けには神経の診察が役立ちます。脳神経内科・脳神経外科が専門です。
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② 当院でできること
問診・神経学的診察・血液検査でふるえの原因を見分け、本態性振戦の治療を行います。お薬手帳とできればふるえの動画をお持ちください。
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③ 必要に応じて専門施設へ
パーキンソン病が疑われるときや、お薬で抑えきれない強いふるえでは、専門施設に紹介し、その後は地域で一緒にフォローします。
手術(MR ガイド下集束超音波・脳深部刺激療法)はどんな人が対象ですか?
A. お薬で十分に抑えきれない、強い本態性振戦が対象です。専門施設で適応を判断します。
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① まずはお薬での治療から
本態性振戦の治療は、生活の工夫とお薬(β 遮断薬・プリミドンなど)が基本です3。専門治療はこれらで抑えきれない強いふるえが対象です。
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② 頭を切らない治療もあります
MR ガイド下集束超音波治療(FUS)は、頭を切らずに超音波でふるえをやわらげる治療で、日本でも本態性振戦に保険適用されています6。
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③ 脳深部刺激療法(DBS)も選択肢
電極を入れて電気刺激でふるえを整える脳深部刺激療法(DBS)も選択肢です3。当院から専門施設へ橋渡しし、適応を判断します。
ふるえは遺伝しますか?
A. 本態性振戦はご家族にも同じふるえがある方が多く、受け継がれる傾向がありますが、家族歴のない方もいます。
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① ご家族に同じふるえがある方が多い
本態性振戦は、血のつながったご家族にも同じようなふるえがある方が多いことが知られています7。
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② 必ず遺伝するわけではありません
多くの家系で受け継がれる傾向がある一方で、ご家族にふるえのない方にも起こります。「家族にいるから必ずなる」というわけではありません。
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③ 心配なときはご相談を
ご家族のふるえが気になる・若いうちからふるえがある、などの場合は、一度ご相談ください。原因の見分けからお手伝いします。