TIA(一過性脳虚血発作)(いっかせいのうきょけつほっさ:transient ischemic attack)症状が消えても “治った” ではありません
⚠ 片側の手足に力が入らない・ろれつが回らない症状が、いま続いている・くり返している方はこちら
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ABOUTTIA(一過性脳虚血発作)とは突然あらわれて、短時間で消える発作
TIA は、脳や目(網膜=目の奥で光を受け取る膜)の血流が一時的に足りなくなり、脳梗塞と同じ症状が突然あらわれて、短時間で消える発作です。多くは数分〜1 時間以内に消えますが12、治ったのではなく、脳梗塞の前ぶれです。
こんな症状が突然出て、短時間で消えませんでしたか?
- 片側の手足の力が抜けた・しびれた
- 顔の片側がゆがんだ・口が下がった
- ろれつが回らない・言葉が出ない・人の言葉が分からなかった
- 片目にカーテンがかかったように見えなくなった・見える範囲の半分が欠けた
- 激しいめまい・ふらつきでまっすぐ歩けない・物が二重に見えた
めまいだけ・ろれつだけのように症状が 1 つだけでも、その後に脳卒中が起こる割合は、典型的な TIA とほぼ同じでした(3 か月で約 11%)3。
「消えたし、しばらく様子を見てもいいかな…」
消えた直後ほど危ない時期です。その日のうちに受診してください。
消えたあと、どのくらい危ないの?
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1割
TIA のあと 3 か月以内に脳卒中を起こした人5
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半数
そのうち、最初の 2 日以内に起きた割合5
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8割減
すぐ治療を始めたときの脳卒中6
年齢・血圧・糖尿病・症状の種類や長さで、数日以内の危険度が変わります4。
FLOW受診した日の流れ脳・首の血管・心臓を調べて、原因を見極めます
「数日たってしまったけど、今さら行っても…」
危ない時期は最初の数日ですが、その後も 3 か月ほどは注意が続きます5。気づいた今日、受診してください。
受診当日
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MRI・MRA
脳に小さな梗塞がないか、脳や首の血管が細くなっていないかを調べます。MRI は、医師が必要と判断した場合、原則として当日に受けていただけます(結果も当日ご説明)。
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頸動脈エコー
首の動脈に、動脈硬化(血管の内側にたまる汚れ=プラーク)や細くなったところがないかを、体に負担なく調べます。
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心電図
脳梗塞の原因になる心房細動(脈が不規則になる不整脈)がないかを調べます。血液検査も行います(結果は後日お伝えします)。
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結果の説明と再発予防の相談
結果から原因を見極め、再発予防の薬と生活の方針を一緒に決めます。
入院での検査・治療が必要なときは、連携する専門病院へすぐにご紹介し、その後の再発予防は当院で続けます。
当院と専門病院の役割
- 当院受診・検査
- 専門病院入院での検査・治療
- 当院再発予防の通院
FOLLOWTIAと言われたら(再発予防)原因に合わせた薬と、生活習慣の管理
薬は原因で変わります。心房細動なら抗凝固薬、動脈硬化なら抗血小板薬。どちらにも生活習慣の管理が土台になります1。
TIAと言われた方に
- 続け方
- 原因に合わせた薬(心房細動なら抗凝固薬、それ以外は多くが抗血小板薬)と、血圧・血糖・コレステロールの管理・禁煙1
- 注意・相談
- 調子がよくても、自己判断で薬をやめない
首の血管が強く狭いときは、専門病院で手術などを検討します
WARNING SIGNS似た症状の見分けと受診の目安119番/その日のうちに受診/ご相談の 3 段階
似た症状との見分け
前兆のある片頭痛・てんかん・一過性全健忘・立ちくらみや失神・低血糖・メニエール病でも、TIA に似た症状が出ます。
見分けは診察と検査で行います。自分で「たぶん片頭痛」と決めず、受診してください。
あなたの状況の緊急度をご確認ください
緊急
すぐに119番
- いま片側の手足に力が入らない・顔がゆがむ・ろれつが回らない
- いま片目が見えにくい・激しいめまいで歩けない
- 症状がくり返し起きている
119に電話する
注意
消えても、その日のうちに受診
- 上の症状が出て、短時間で消えた
- 1つだけ・すぐ消えた症状が気になる
診療時間外は、救急外来へ
0942-42-1155 に電話
相談
予約して相談
- TIAと言われ、再発予防を続けたい
- 脳梗塞の危険(血圧・心房細動など)が気になる
WEB予約・アクセス
FAQよくある質問
TIA と脳梗塞は何が違うのですか?
A. 症状は同じですが、TIA は短時間で消え、脳に傷が残らないことが多い点が違います。
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① 症状はほぼ同じ
片側の手足が動かしにくい・ろれつが回らない・見え方がおかしいなど、出るサインは脳梗塞と同じです。違いは症状が消えるかどうかです。
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② TIA は短時間で消え、傷が残らない
TIA は血流がすぐ戻り、多くは脳に傷が残りません。脳梗塞は血流が戻らず、脳に傷が残って症状が続きます。ただし MRI で小さな傷(梗塞)が見つかれば、症状が消えていても “脳梗塞” と診断されることがあります。だから検査が大切です2。
一度 TIA になったら、必ず脳梗塞になりますか?
家族が症状に気づいたのに、本人が「大丈夫」と言い張ります。どうすればよいですか?
A. TIA はご本人が軽く考えがちです。ご家族が気づいたら、本人が「大丈夫」と言っても、その日のうちの受診を強くおすすめします。
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① 本人は気づきにくく、軽く見がち
TIA の症状は短時間で消えるため、ご本人は「気のせい」「もう治った」と考えがちです。けれども、消えた直後ほど脳卒中が起きやすい時期です。
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② 家族が気づいたサインは大切な手がかり
ろれつが回らなかった・片手が一瞬使えなかった・顔がゆがんだなど、ご家族や周囲が気づいたサインは、本人の自覚以上に大切です。
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③ 付き添って、その日のうちに受診を
「念のため一度だけ診てもらおう」と背中を押し、できればご家族が付き添って受診してください。診療時間外は救急外来へ。迷うときは当院(0942-42-1155)にご相談ください。