脳腫瘍(のうしゅよう)MRIで見つかったとき・心配なときに
⚠ けいれんが止まらない・意識がおかしい・急に手足が動かない、言葉が出ないときはこちら(すぐ119番)
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ABOUT脳腫瘍とは頭の中にできる「できもの」です
頭の骨の内側にできる腫瘍で、脳や、脳を包む膜・下垂体・神経など、頭の中で生まれる原発性と、ほかの臓器のがんが脳に移ってくる転移性に分かれます12。
「脳腫瘍って、
がんなの…?」
頭の中で生まれる腫瘍(原発性)の半分以上は良性です。髄膜腫・下垂体腺腫(かすいたいせんしゅ)・神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)は、基本的に良性で、最も多い髄膜腫だけで原発性の3割ほどです1。悪性が多いのは、脳そのものから出る神経膠腫(しんけいこうしゅ)などです1。
主な4つの脳腫瘍のMRI画像(点線の丸)
髄膜腫
脳を包む膜から。
多くは良性で、
ゆっくり大きくなる
下垂体腺腫
目の神経のすぐ下。
多くは良性。
見え方に出ることも
神経膠腫
脳そのものから。
悪性が多い
(膠芽腫など)
転移性脳腫瘍
肺・乳房などの
がんが、脳に
移ってきたもの
白く広がって見える所は、腫瘍の周りのむくみです。転移性脳腫瘍のもとのがんは、肺がんが半数ほどで、乳がん・大腸がんが続きます2。下垂体腺腫は、2022年から正式な名前が「下垂体神経内分泌腫瘍」になりました2。
当院の MRI 検査について
SIGNSこんな症状に気づいたら頭痛だけより、ほかの症状を伴うかが手がかりです
「頭痛が続いている。
もしかして脳腫瘍…?」
頭痛だけで脳腫瘍が見つかることはまれです。頭痛でかかりつけ医を受診した人のうち、原発性の脳腫瘍だったのは0.09%(英国の記録・1万人に9人ほど)でした3。脳腫瘍の人でも、頭痛だけが症状だったのは2%でした4。
気になる頭痛が続くときは、遠慮なくご相談ください。必要なときは、その日のうちにMRIで確かめます。
脳腫瘍の頭痛は、痛みの感じが緊張型頭痛に似ていることが多い(77%)です5。次のようなことが加わるときは、MRIで確かめましょう56。
こんなことも、ありませんか?
- 頭痛の回数が、だんだん増えてくる6
- 頭痛の感じが、これまでと大きく変わった5
- 吐き気がある・吐いてしまう5
- 下の症状も伴う2
頭痛のページへ
脳腫瘍の症状は、腫瘍ができた場所によって変わります2。
こんな症状が続いていませんか?
- けいれん(最初の症状になることも)7
- 片側の手足が動かしにくい・
しびれる2
- 言葉が出にくい・
言葉が分かりにくい2
- 性格の変化・やる気が出ない・もの忘れ(ご家族が先に気づきやすく、認知症と間違われることも)26
- 見える範囲の外側が、
見えにくくなった(下垂体腺腫)2
- ホルモンの変化(月経の乱れ・乳汁が出る・だるさなど。下垂体腺腫)2
- 片方の耳が聞こえにくい・
耳鳴り・ふらつき(聴神経腫瘍)8
症状がなく、脳ドックや別の目的のMRIで、偶然見つかることもあります2。中高年の方のMRIで、症状のない髄膜腫などが見つかるのは、100人に1〜2人ほど(0.9〜1.6%)です910。
同じ症状が急に出たときは、脳卒中など急ぐ病気のこともあります2。受診の目安をご覧ください。
FLOW当院での受診の流れMRIで確かめ、その日のうちにご説明します
当院で
-
問診
いつから、どんな症状があるか、けいれんがあったか、これまでにかかった病気を伺います。脳ドックや他院のMRIの結果があれば、お持ちください。
-
神経の診察
手足の力やしびれ、言葉、見え方などを診ます。
-
MRI
院内のMRIで、原則その日のうちに撮ります。検査は10〜15分ほどです。造影剤(腫瘍をはっきり写すために、注射で入れる薬)は使わない撮り方です11。
MRI 検査について
-
結果のご説明
結果は、その日のうちにご説明します。
結果によって、2つに分かれます
治療が要りそうなとき
- どんなとき
- 治療が要りそうなもの・
悪性が疑わしいもの
- ご紹介する病院で
- くわしい検査で、広がりや悪性度(たちの悪さの程度)を確かめます11
様子を見てよいとき
TREATMENT治療と様子見小さく症状のないものは、まず様子を見ます
様子を見る(経過観察)
- どんなとき
- 症状がなく、偶然見つかった小さな髄膜腫など19
- 見通し
- 少しずつ大きくなるものは多いものの、様子を見ている間に症状が出たのは1割未満です1213
- 目安
- 直径3cm以上や、周りのむくみがあると、症状が出やすいとされます13
髄膜腫の大きさの違い(点線の丸)
様子を見る
小さく、周りの脳に
むくみがない
治療を相談
大きく、周りの脳が
むくんでいる
どちらにするかは、大きさだけでなく、症状・大きくなる速さ・場所をあわせて決めます1。周りのむくみは、大きくなりやすさの目安になります9。
次のMRIの時期
- 髄膜腫
- はじめは年1回のMRIを5年続け、変わらなければ間隔をあけてよいとされます9
- 下垂体腺腫
- 1cm以上は、はじめ半年〜1年ごと。1cm未満は2〜3年ごとが目安です14。視神経に近いときや、ホルモンの症状があれば、病院で調べます15
- 決め方
- 腫瘍の種類・大きさ・MRIでの見え方・年齢などを見て、医師が一人ひとりに合わせて決めます16
小さな髄膜腫の大きさは、造影剤を使わない撮り方でも、造影MRIと同じくらい確かめられるとされています9。
治療が要るときは、ご紹介する病院で
治療には、手術・放射線治療・薬(抗がん剤など)があり、腫瘍の種類や悪性度、体の状態にあわせて組み合わせます1。主な腫瘍ごとの治療は、次のとおりです。
主な脳腫瘍ごとの治療
| 種類 | 主な治療 |
| 髄膜腫 | 手術で取るのが基本。 放射線治療を使うことも1 |
下垂体 腺腫 | 多くは、鼻から入る手術。 飲み薬で治すタイプも1 |
| 神経膠腫 | 手術のあと、放射線治療と 抗がん剤(薬物療法)117 |
転移性 脳腫瘍 | もとのがんの主治医と相談 しながら、放射線治療や 手術など1 |
手術や放射線治療を受ける病院と、近くの当院とで役割を分けて、経過を見守れます。手術・治療のあとをご覧ください。
AFTER手術・治療のあと経過のMRIとけいれんのお薬は当院で
経過のMRI(当院で)
- 何を
- 再発や大きさの変化がないかを、MRIで見ます18
- 間隔
- 腫瘍の悪性度や、受けた治療によって変わります18
- 役割
- 造影剤を使うMRIが要るとき(神経膠腫など)は、手術を受けた病院で撮ります19
当院に移るとき
- 紹介状
- 手術を受けた病院の紹介状があれば、お持ちください
- 画像
- MRIなどの画像(CD)も、あればお持ちください
けいれんのお薬
- どんな方
- けいれんを起こしたことがある方は、お薬を続けます。腫瘍が残っている方や、治療のあとも発作があった方は、続けるのが基本です20
- 減らすとき
- 条件がそろえば、1〜2年発作がないことを目安に、主治医(当院に通っている方は当院の医師)と相談して減らすこともあります20
- ない方
- けいれんのない方には、予防の薬を出さないこともあります1721。いま飲んでいる方は、主治医が必要と判断して出しています
- 注意
- お薬は、自分の判断でやめずに、ご相談ください17
- 運転
- けいれん発作がある場合や、起こすおそれがある場合は、原則として車の運転はできません117。再開は、主治医と相談してください
EMERGENCY受診の目安
下の3段は、こんな症状に気づいたときの急ぎ方です。
あてはまる段の対応をとってください
緊急
すぐに119番
- けいれんが止まらない
- 呼びかけへの反応が鈍い・
意識がおかしい
- 急に手足が動かない・言葉が出ない
119に電話する
注意
その日のうちに受診
- 手足の動かしにくさ・しびれが、少しずつ出てきた
- 言葉が出にくい・
見える範囲が狭くなった
- もの忘れや性格の変化が進んでいる
- 手術のあと間もない時期に、
強い頭痛や吐き気が出てきた(手術を受けた病院へ)
0942-42-1155 に電話
相談
ご予約のうえご相談
- 脳ドックや他院のMRIで、
小さな腫瘍と言われた
- 手術のあとの経過のMRI・けいれんのお薬を、近くで続けたい
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FAQよくある質問